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フルールオオトミ
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【花は心の栄養】ブログ
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【プロが教える】冬の植物は「土の中」で会話する?
2025-12-05
 
こんにちは!

街はすっかりクリスマスムード。

ポインセチアの赤が鮮やかな季節になりました。
 
「冬になると、植物が元気なさそうで心配…」
「水やりは控えた方がいいって聞くけど、本当?」
 
そんなふうに思ったこと、ありませんか?(共感)

実は、地上の葉が静かに見えても、植物たちは見えないところで「生存戦略」を繰り広げているんです。
 
今日は、いつもの水やりがちょっと楽しくなる、植物の「ディープな世界」へご案内します。
 
1. 光があればいいってものじゃない?「飽和照度」の秘密
冬の室内で人気のポインセチア。
「元気に育ってほしいから」と、直射日光ガンガンの場所に置いていませんか?
 
実は植物には「飽和照度係数(ほうわしょうどけいすう)」というものがあります。

これは、「これ以上光を当てても生育が変わらない(光合成の限界)」という数値です 。
 
例えば、ポインセチアの飽和照度係数は「20,000」 。
一方で、室内でよく見かけるアグラオネマは「10,000」です 。
つまり、アグラオネマにポインセチアと同じ強光を与えても、彼らにとっては「眩しすぎるよ〜!」
となっている可能性があるのです。(発見)
 
 
植物ごとの「光のキャパシティ」を知ってあげること。これがプロの第一歩です。
 
2. 良い土の正体は「隙間」にある
「土づくりが大事」とはよく聞きますが、具体的に何が良い土なのでしょうか?
専門的には「団粒構造(だんりゅうこうぞう)」ができている土が最強です 。
 
これは、土の粒子同士がくっつき合って、小さなお団子状になっている状態のこと。
このお団子構造になると、土の中に「孔隙(こうげき)」と呼ばれる隙間が生まれます 。
 
お団子の中の狭い隙間:水をキープする(保水性)
 
お団子の外の広い隙間:水はけを良くし、空気を通す(排水・通気性)
 
相反する「保水」と「排水」を両立できる魔法の構造なんです 。
実は土って、個体(土そのもの)、液体(水)、気体(空気)のバランス(三相分布)で成り立っています 。
 
 
「根っこも呼吸している」 これを忘れないであげてくださいね。(娯楽・癒やし)
 
 
まとめ
冬の植物たちは、光の量を計算し、土の隙間で呼吸し、時には身を守るために毒を持つ…ただそこにいるだけで、ものすごいドラマを持っています。
 
【今日の参加型アクション】 皆さんのお家のポインセチアやシクラメン、今の置き場所は何度くらいありますか? ポインセチアは5℃以下になると生育できません 。
「うちは温室だよ!」「窓際でギリギリ攻めてる!」など、ぜひコメントで教えてください!(参加)
 
植物の「声」なき声に耳を傾けて、素敵な週末をお過ごしください。

「明るい部屋」じゃ植物は育たない?
2025-12-03
 

数値で見る冬の管理術と、庭に潜む「甘い罠」

 布団から出るのが億劫になる季節ですね。 人間が寒いと感じるこの時期、言葉を発しない植物たちは、実は静かに、しかし必死にサインを送っています。

今日は、感覚に頼りがちな「冬の園芸」を、少し科学的な「数値」で解き明かしてみましょう。 「なんとなく窓辺に置いている」その観葉植物、実は飢餓状態かもしれません。そして、冬の食卓を脅かす「そっくりさん」の正体とは?

 「明るい」の定義が違う!植物が求める「照度(ルクス)」の真実

「耐陰性がある(日陰に強い)」と言われる観葉植物でも、枯らしてしまった経験はありませんか? その原因の多くは「光の飢餓」です。

人間の目は優秀で、暗い部屋でも自動的に瞳孔を調整して「明るい」と感じてしまいます。しかし、植物にとって必要なのは客観的な光の量(照度=ルクス)です。

専門的なデータを見ると、私たちがよく育てる観葉植物には、生育に必要な**「最低照度係数」**というものがあります 。

ポトス:最低 500 Lux

アグラオネマ:最低 500 Lux

アジアンタム:最低 3,000 Lux

500ルクスというと、一般的なオフィスのデスク上くらいの明るさ。しかし、アジアンタムの3,000ルクスとなると、曇りの日の窓際や、かなり明るい照明直下でないと足りません。

「薄暗いトイレや玄関でも育つ」と誤解されがちですが、数値で見ると、彼らにとっては「暗黒の世界」かもしれないのです。

発見ポイント
スマホの「照度計アプリ」で、植物の場所を測ってみてください。「えっ、ここ200ルクスしかないの!?」という驚きが、植物を救う第一歩です。

「5℃」が運命の分かれ道?冬の室温管理

次に「温度」です。 多くの観葉植物は熱帯原産。日本の冬は彼らにとって過酷なサバイバル環境です。
ここでも、植物ごとの「最低生育温度」を知っておくことが重要です 。

サンセベリア:最低 5℃

モンステラ:最低 0℃(意外と寒さに強い!)

ポインセチア:最低 5℃は「窓際の夜」です。

昼間はぽかぽかしていても、夜間の窓際は放射冷却で外気と同じくらい冷え込みます。

耐寒性が5℃のポインセチアなどを窓辺に置きっぱなしにすると、一夜にしてダメージを受けることも。 夜だけは、部屋の中央や高い位置(冷気は下に溜まるため)に移動させてあげるのが、プロの愛情です。

 庭の「ニラ」だと思ったら…?スイセンの誤食に要注意!

最後に、この時期ならではの「危険な植物」の話をしましょう。

冬から春にかけて葉を伸ばすスイセン(水仙)。

この葉っぱ、何かに似ていませんか?
そう、食卓でおなじみの「ニラ」
や「ノビル」にそっくりなんです
。

実は、スイセンは全草が有毒。特に球根や葉を誤って食べてしまい、食中毒を起こす事故が毎年発生しています 。

ニラ
:葉をちぎると、独特の強い香りがする。

スイセン:葉をちぎっても、ニラのような香りはしない 。

「植えた覚えがないから大丈夫」は禁物。土の中に球根が残っていて再び生えてきたり、種が飛んできたりすることもあります
。
「観賞用植物は、畑や菜園から離れた場所で明確に区分けして栽培する」こと 。これが鉄則です。
 


まとめ:植物を「データ」で愛でる冬

植物のケアは「感覚」から「データ」へ。

  • 照度(Lux)を測って、置き場所を見直す。

  • 最低温度を知って、夜間の避難場所を作る。

  • 有毒植物の知識を持って、安全に楽しむ。

これだけで、あなたの「植物偏差値」はグッと上がります。 寒さに耐え、春を待つ植物たちのメカニズムを知ると、毎日の水やりが実験のように楽しくなりませんか?

【今日の参加ミッション】

あなたのお家の植物「窓際族」になっていませんか? 今夜だけでも、寒がりな子(ポインセチアやサンセベリア)を、部屋の暖かい特等席に移動させてあげてください。

「移動させたよ!」という報告や、「うちはこんな防寒対策してます!」というアイデア、ぜひコメントで教えてくださいね!


12月の植物はなぜ凍らない?
2025-12-02
 12月の植物はなぜ凍らない?
冬を彩る「常緑樹」の知られざる生存戦略と楽しみ方

 

12月2日、カレンダーをめくると今年も残りわずかですね。
朝、布団から出るのが辛い季節になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

庭の手入れをしていて、ふと手がかじかむ瞬間。
「植物たちはこんなに寒い中、どうして外で平気な顔をしていられるんだろう?」と思ったことはありませんか?

「わかる!私も不思議に思ってた!」 という方も多いはず。

実は、冬の植物たち(特にクリスマスツリーに使われるような針葉樹)は、
ただ寒さに耐えているだけではないのです。
そこには、私たち人間も驚くような高度な生存戦略が隠されています。

今回は、植物のプロとして、冬の植物が持つ「凄み」と、この時期ならではの楽しみ方を深掘りしてお伝えします。

 

1. 凍らないのには理由がある!植物たちの「天然の不凍液」

 

冬の朝、車のフロントガラスが凍っているのに、隣にある木の葉は凍っていない。これ、不思議ですよね。

「へぇ、知らなかった!」 と思っていただけるポイントがここにあります。

実は、冬の植物は寒さを感じると、体内の水分を減らし、代わりに細胞の中の「糖分」や「タンパク質」の濃度を急激に高めています。 理科の実験で「真水は0度で凍るけれど、砂糖水は凍りにくい(凝固点降下)」という現象を習ったのを覚えていますか?

植物たちはまさにこれを実践しています。

自らの体液を「天然の不凍液」に変えることで、氷点下の環境でも細胞が破壊されないように身を守っているのです。

私たちが目にする冬の深い緑色は、彼らが静かに、しかし必死に戦っている「生命力の証」そのものなんですよ。

 

2. 飾って癒やされる。冬の香りと「グリーンのある暮らし」

 

そんな逞しい常緑樹(コニファーやスギ、ヒバなど)ですが、切花や枝物として部屋に取り入れると、最高の「娯楽(エンタメ)」を提供してくれます。

これらを部屋に飾った瞬間、ふわっと森のような香りがした経験はありませんか?
これは「フィトンチッド」と呼ばれる成分で、本来は植物が虫や菌から身を守るためのものですが、私たち人間にとっては最高のリラックス効果をもたらしてくれます。

  • ブルーアイス:雪をかぶったような銀青色が美しく、柑橘系に近い爽やかな香り。

  • ヒムロスギ:ふわふわとした優しい触り心地で、ドライになっても変色しにくい。

これらを束ねてスワッグ(壁飾り)にしたり、花瓶に投げ入れるだけでも、お部屋が「冬の森」に早変わり。「かわいい!」「いい香り〜」と、五感で冬を楽しんでみてください。

 

3. 【クイズ】冬の水やり、朝と夜どちらが正解?

 

さて、ここで皆さんに**「参加」**していただきたいクイズです。 園芸初心者さんがやってしまいがちな「冬の失敗」No.1が水やりです。

Q. 冬の植物への水やり、ベストなタイミングはいつでしょう?

A. 出勤前の「朝」 B. 帰宅後の「夜」

正解は……





 

「A. 朝(できれば午前中の暖かい時間)」 です!



「私も夜にあげてた……」という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか? 冬の夜に水をあげると、土に残った水分が夜間の冷え込みで凍ってしまい、根を傷める(凍害)原因になります。 プロの視点では「夕方には土の表面が乾いている状態」を作るのが、植物を枯らさない鉄則です。

 

まとめ:植物の強さを知ると、冬がもっと好きになる

 

普段何気なく見ている冬の植物たち。 その内側では、凍らないための緻密な計算が行われ、私たちには癒やしの香りを届けてくれています。

「ただの飾り」ではなく「生きているプロフェッショナル」として彼らを見ると、クリスマスのリースや街路樹も、少し違った目線で楽しめる気がしませんか?

もしお家に植物がある方は、明日の朝、いつもより少し温かい気持ちで「寒いのによく頑張ってるね」と声をかけて観察してみてください。 (そして、水やりは朝のうちにお願いしますね!)

皆さんの「冬の植物」に関する疑問や、「こんな飾り方してるよ!」という写真があれば、ぜひコメントで教えてください。

お待ちしています!


【衝撃】ポインセチアは「寒がり」だった!
2025-12-01
 12月3日に知っておきたい、赤く染まる「3つ」の秘密
12月3日、今日の日付のように「1・2・3」とステップを踏んで、冬の準備は進んでいますか?
 
この時期、お花屋さんやホームセンターの顔となるのが、真っ赤な「ポインセチア」。 クリスマス気分を盛り上げるために買ったのに、「クリスマス当日を迎える前に葉が落ちて枯れてしまった……」なんて経験はありませんか?
 
「わかる!毎年枯らしちゃうから、もう買うの諦めた……」 という声、実は店頭でもすごく多いんです。
 
でも、それはあなたが悪いのではありません。「ポインセチアの見た目」に私たちが騙されているだけなのです。

今日は、この植物の誤解を解き、長く楽しむためのプロの視点をお伝えします。
 
1. 雪国の植物じゃない? 故郷は「常夏のメキシコ」
これが最大の「へぇ、知らなかった!」ポイントです。
 
クリスマスのイメージ=雪=寒さに強い、と思っていませんか?

実はポインセチアの原産地は、中南米のメキシコ。サンサンと太陽が降り注ぐ、暖かい地域の植物なのです。
 
彼らにとって、日本の冬の寒さは命取り。 特に、「玄関」や「窓際」に飾っている方は要注意です!
夜間の冷え込み(特に10℃以下)で、彼らは風邪をひき、葉を落としてSOSを出します。
 
「日当たりの良いリビングの、窓から離れた場所」こそが、彼らにとっての特等席。
これを知っているだけで、持ちが劇的に変わります。
 
2. 赤い部分は「花」ではない? 虫を呼ぶための「化粧」
私たちが「きれいな赤い花!」と思っている部分。 植物学的に言うと、あれは花ではなく「苞(ほう)」と呼ばれる、葉っぱが変化したものです。
 
本当の花はどこにあるかご存知ですか? 中心にある、小さな黄色い粒々。あれが花です。
 
本来の花があまりにも小さく目立たないため、周りの葉を赤く染めて目立たせ、「ここに蜜があるよ!」と虫たちにアピールしているのです。
いわば、生き残るための「厚化粧」であり、必死の戦略なんですね。
そう思うと、あの派手な赤色が少し愛おしく見えてきませんか?
 
3. 【チェック】あなたのポインセチア、夜更かしさせてない?
ここで皆さんに「参加」していただきたい確認事項があります。
 
ポインセチアは「短日植物(たんじつしょくぶつ)」と言って、「夜(暗い時間)が長くならないと赤くならない」という性質を持っています。

もし、来年もこの赤色を楽しみたいなら、9月頃から夕方5時には段ボールを被せて真っ暗にする……という涙ぐましい努力(短日処理)が必要なんです。
 
今、市場に出回っているポインセチアたちは、生産者さんが数ヶ月前から徹底的に光を管理して作り上げた「努力の結晶」。 お部屋に飾るときも、夜はリビングの照明がガンガン当たる場所より、少し落ち着いた暗さがある場所の方が、彼らの体内時計には優しいかもしれません。
 
まとめ:メキシコからの情熱的なゲストとして扱う
「寒さに強いクリスマスの花」ではなく、「メキシコから来た寒がりのゲスト」としてポインセチアを見てあげてください。
 
玄関ではなく、暖かいリビングへ。
 
窓際の冷気からは遠ざける。
 
赤い葉は、彼らの生存戦略の証。
 
これだけで、今年のポインセチアはクリスマスを超えて、春先まで元気に過ごしてくれるはずです。
 
「うちのポインセチア、玄関に置いてた!」という方は、今すぐ暖かいお部屋の中へ移動させてあげてください。(移動させたら、「セーフ!」と心の中でつぶやいてくださいね!)
 
皆さんの家のポインセチア、今はどこに飾っていますか?

「うちはこんな場所に飾ってるよ!」「珍しい色のポインセチア見つけた!」など、

ぜひコメントで教えてください。

こけ玉、教室受け付けてます。
2025-10-24
  こんにちは

富士山も初冠雪しましたね!

気温も急激に下がって、体調は大丈夫ですか?

そんな時は、ゆっくりと余暇の時間を過ごすことをお勧めします!

フルールオオトミでは、事前予約において、ワークショップを開催しています。

こけ玉作りからリースづくり、レジン、アロマストーン、木工キャラクターなどなど

花に関して以外にもワークショップなら、どんなことでも(出来るならw)やりますよ!

ぜひ、興味がる方は、お問い合わせください。


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